見極められていますか?タイプによって違うアルバイトの「離職のサイン」

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アルバイトの離職はなるべく避けたいですよね。そのためには、離職のサインをいち早く察知し、対応することが大切です。
離職のサインは何となく気づけるし、自分なりに対策をしているつもりだけれど、なかなか離職を思いとどまらせることができない…と悩んでいる店長さんもいるでしょう。実はそれ、タイプを見極められていないせいかもしれません。

アルバイトスタッフのタイプは、大きく「時給派」と「雰囲気派」の2種類に分けられます。それぞれのタイプ別に「離職のサイン」について考えていきましょう。

まずは確認!そのスタッフは時給派?雰囲気派?

スタッフのタイプは面接時に分かることもあれば、実際に働くようになってから気づくこともあるでしょう。「離職のサイン」を見逃さないために、まずはどちらのタイプかチェック!

【時給派タイプは人間関係より「仕事内容」を重視】

以下のような項目に当てはまる人は、時給派タイプと考えられます。
・人間関係に左右されず、一つひとつの仕事をきっちりこなしてくれる
・「しっかり稼ぎたい」という意志が強いので、長時間勤務などの対応も比較的応じてくれる
・仕事と割り切って働いているので比較的ミスが少ない
・雇用条件や時給について、しっかり確認してくる
・「時給をあげてほしい」「給与の相談にのってほしい」といった発言が多い

【雰囲気派タイプは勤務条件より「職場環境」を重視】

以下のような項目に当てはまる人は、雰囲気派タイプと考えられます。
・勤務条件が多少厳しいかな?と思っても本人は楽しく働いている様子である
・職場の飲み会やイベントを楽しんでいる
・他のスタッフとの関係が良好である
・こちらの評価によってモチベーションが変わる
・長時間勤務や急なシフト変更など、事情を説明すると比較的快く引き受けてくれる

時給派、雰囲気派についての詳細は以下をご確認ください!
「時給派」「雰囲気派」 2つのタイプから、アルバイトの定着・退職防止を考える

アルバイトのタイプ別「離職のサイン」はこれ!

時給派タイプの離職のサインと対処法

【サイン】日払いや週払いをやめた後に様子が変わった

【対処法】これまでの雇用条件に満足していた場合、「条件が変わること」はアルバイトスタッフにとってデメリットになることがあります。「これくらいなら大丈夫だろう」と思わずに、面談するなどして本人の要望を聞くようにします。

【サイン】給与面での訴えが続いている
【対処法】給与について要望を伝えるのは、簡単なことではありません。たとえ1度でも口にされたらしっかりと受け止めるようにしましょう。何度も続く場合はしっかりと話し合いの場を持つ必要があるかもしれません。

【サイン】Wワークを始めた(より時給の高いバイトとのかけもち)
【対処法】よりよい条件の仕事に移る可能性が高いですから注意が必要です。お店にとって「勤務時間が減ってもいいから残ってほしいのか」「こちらだけでがんばってほしいのか」によって、対応を決めましょう。

雰囲気派タイプの離職のサインと対処法

【サイン】仲良くしている人や頼りにしていた先輩がやめて様子がかわった
【対処法】雰囲気派の人は「この人と一緒だから楽しく働ける」という思いがあります。他のスタッフにコミュニケーションをとってもらい、環境が変わっても楽しく働けるということを感じてもらうことが大事です。

【サイン】ヘルプの回数が増えている
【対処法】ある程度はお店のためと割り切ってもらえますが、ヘルプばかりが増えると「私はお店にとって必要ないのかも…?」と不安になるものです。「ヘルプ先からも頼りにされている」など、モチベーションがアップするようなフォローをいれましょう。

【サイン】Wワークを始めた(より働きやすいバイトとのかけもち)
【対処法】バイトに入る回数が減っているときは、かなり離職に傾いていると考えられます。仕事の後にお茶をする、飲みに行くなどして、より密なコミュニケーションをとるようにしましょう。

まとめ

タイプ別に対応すること、いち早く手厚く対応すること、この2つがポイントとなりそうです。
またサインがでてある程度対応をしたものの意志が強く辞めることになった場合は、快く送り出してあげましょう。「いつでも戻っておいでね、歓迎するよ」と伝えたところ、戻ってきてくれたというケースもありました。
最後まで「いい印象をもってもらう」ことも大事かもしれませんね。

 

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