アルバイト・パートの満足度を上げることで定着率アップを図ろう!
- アルバイト育成・管理
アルバイトやパートの満足度を上げて定着率をアップするといっても、その満足度は人それぞれ違います。そこで今回は大きく、「学生」「主婦・主夫」「シニア」の3つに分けて、それぞれの満足度をアップし定着率を上げるにはどうすればいいのかを考えていきます。
目次
アルバイトの満足度をあげるー人生経験の少ない学生の場合
学生アルバイトは、まだアルバイト経験が少なく「仕事がどういうものか」をあまり深く理解していないことが多いものです。最初から厳しい態度で接していては、定着率を上げるどころか早期離職につながってしまうでしょう。
では彼らは何に満足を感じ、定着してくれるのでしょうか? それは、彼らに「やりがい」を感じさせてあげることです。実は最近の学生アルバイトは「お金も欲しいけれど、やりがいを感じられない職場では働く意欲がわかない」と考える傾向にあるようなのです。とにかくお金が欲しいからどんな仕事でもがんばるというよりも、「人の役に立っている」と思えることが大事なのです。
「アルバイト先で店長に褒められた」「お客様からありがとうと言われた」そんな小さな積み重ねに満足を感じています。お店側は学生アルバイトに対して良いところを積極的に褒め、能力に応じてやりがいのある仕事をまかせていく姿勢を大切にすると良いでしょう。
アルバイトの満足度をあげるー仕事のブランクを不安に感じる主婦・主夫の場合
学生に比べると「稼ぐこと」に意識をおいている主婦や主夫。そうはいっても家庭を大事にしたいという思いも持っています。家事と仕事を両立できるだろうか?育児と仕事を両立できるだろうか?最初はそんな不安を抱えているものです。
そんな彼らには「家事や育児もがんばりながら、仕事も充実している」と思えることが、満足度につながります。「仕事はしているけれど、家のことがおろそかになっているかも…」そんな罪悪感をもちながらの仕事では、満足度をアップさせることができません。
そのためお店側はシフトに配慮しつつ、任せられる仕事はどんどん任せていくといいでしょう。彼らの能力を最大限に活かし働いてもらうことに意識を向けることが、主婦・主夫パートの定着につながります。
アルバイトの満足度をあげるー第二の人生をイキイキ過ごしたいシニアの場合
体力に関する不安を抱えつつも、経験を活かして社会に貢献したいと考えているシニアたち。意欲の高いシニアは特別扱いされることなく、そのお店で役に立てることを望んでいます。
だから、「さすが〇〇さん」と頼りになる存在であることを伝えることで、満足度が高まります。この職場でできる限りがんばろうと思ってもらえるのです。
尊敬の念をもって接しつつ、頼れるところは頼ってみる。店長自身が人生の先輩としてシニアのアルバイトを立てていれば、スタッフたちもそれにならいます。年上だから使いにくいと考えるのではなく、頼りにしていこうという気持ちを持つことが必要かもしれませんね。
<まとめ>
アルバイトやパートをするうえで、人は何かしらのやりがいを求めているものです。そのやりがいを感じられるからこそ定着につながるのです。そうはいっても、アルバイトやパートをひとくくりで考えることは得策ではありません。人によって仕事のやりがいを感じるポイントは少しずつ違うからです。
そこで今回は、「学生アルバイト」「主婦・主夫パート」「シニア」に分けて、何にやりがいを感じるのか、満足度にどう結びつくのかをご紹介しました。この記事から、定着率アップにつながるためのヒントをみつけていただければと思います。