外国人留学生アルバイトを戦力に!スムーズに育成するための「3つのコツ」とは
- アルバイト育成・管理
飲食店の人材不足解消に「外国人留学生アルバイト」を起用し、大きなメリットを得ている店舗が増えています。しかし雇ってはみたものの、仕事を教えることや、即戦力として育成することが難しい…。そんな悩みを抱えている店長さんもいるのではないでしょうか。
外国人留学生アルバイトの雇用を成功させるためには、彼らの特性と教育のコツを知る必要があります。外国人留学生アルバイトを雇用しようと決断した店長さんに参考にしてもらえるような、そんな教育のコツとヒントをご紹介します!
目次
まずは知っておきたい「外国人留学生アルバイトの特性」とは?
「何かしらの技術を身に付けたい」「学問を学びたい」といった強い意志で日本へやってくる留学生は、そもそもすばらしい能力をもっています。また、生活費や学費を稼ぐことを目的にアルバイトをしている人が多いため、働くことに対しての熱意も高いもの。やる気をもって一生懸命がんばってくれる人は、国籍を問わず、お店にとって重要な戦力であることは間違いありませんよね。
彼らが日本語を習得するまでは、店長さん自身も彼らと会話することが難しいため、仕事以外では一定の距離ができてしまうこともあるかもしれません。しかし彼らは、店長さんを含め、他の日本人スタッフとコミュニケーションをとりたがっているものです。片言の日本語や筆談、またジェスチャーを使って積極的に会話するよう心がけることで、より早くコミュニケーションがとれるようになります。
特性を知れば見えてくる!「留学生アルバイト教育のコツ」とは?
彼らにいち早く能力を発揮してもらうための3つの「教育のコツ」を、考えてみましょう。
1. 仕事を覚えるスピードは日本人の3倍かかると心得よう
言語の壁があるため、仕事を覚えるまでに時間がかかります。そもそも、日本人アルバイトと同じくらいで覚えてくれるだろうという意識があると、「なかなか仕事を覚えてくれない…困った…」というジレンマを感じてしまうことになります。
だから、仕事を覚えるスピードは「日本人の3倍以上はかかる」と考えましょう。そこまでの道のりは少し大変に感じるかもしれませんが、そもそも能力もポテンシャルも高い外国人留学生は、仕事のやり方や考え方を理解するとその後の仕事ぶりはすばらしいといわれています。外国人留学生アルバイトの教育は「最初に時間がかかる」と心得ておきましょう。
2. 留学生とコミュニケーションをとることが育成スピードをあげる
休憩時間などを利用して、国の話を聞いたり、学校のことを聞いたり「会話すること」を意識しましょう。生活のためとはいえ、日本でアルバイトをしたいと考える彼らは、日本のことも知りたいし、日本人とも仲良くなりたいと思っているものです。
「一緒にまかないを食べる」「仕事の後に一緒に飲みに行く」など、仕事以外でもコミュニケーションをとることで距離がぐっと近づくため、店長さん自身も彼らとのコミュニケーションがスムーズになります。結果的に、育成のスピードをあげることにもつながります。
3. 店長の役目は留学生と他のアルバイトとの橋渡し役
初めて外国人留学生を雇うと、最初は戸惑いを感じるスタッフもいるかもしれません。しかしバイトスタッフ全員がよりよい関係を築ければ、おのずと店の雰囲気もよくなりますよね。
一緒に働くスタッフには「分からないことがあったら教えてあげてね」と伝え、外国人留学生には、「分からないことがあれば彼に聞くといいよ」と伝える。店長は、そうした橋渡し役をかってでるようにしましょう。そうすることで、スタッフ全員が外国人留学生を気に留めるようになり、また外国人留学生自身も自分を受け入れてもらえたという安心感が生まれるんです。
まとめ
アルバイト教育に手間も時間もかかることは周知の事実ですが、留学生だとその負担が若干増えることは覚悟する必要があります。近い将来、店長の仕事が楽になることをイメージできるかどうかがポイントになりそうですね。
ただ、その教えている期間、彼らはとても真剣です。大変だとはいえ、相手が一生懸命なら、こちらも教えがいがあるというもの。この期間を乗り越えることで、きっと大きな戦力となってくれることでしょう。