オススメ「慕われ本」 「この店長についていきたい!」と思われるために…好感度アップ本
- お役立ちインタビュー
過去2回好評だった特別企画「夏の課題図書」。今回は、長年フリーランスや大手企業で生き抜いてきた「処世術を学びたい」著名人3名に、様々なシーンで「アルバイトスタッフに慕われる店長になるため」の書籍を推薦していただきました。
目次
「この店長についていきたい!」と思われるために…好感度アップ本
スタッフから好感を持たれることも慕われる店長への第一歩。清潔感を出す身だしなみ、姿勢、話し方など、外見・内面を問わず好感度アップのために必要なテクニックを学ぼう。
相手に一歩踏み込むには、まず食事に誘うべし
『ニッポン定番メニュー事始め』 彩流社/澁川祐子
カレーや牛丼、コロッケなど、普段からなじみ深い食べ物のルーツがわかりやすく書かれています。身近な食べ物は誰にとっても何かしらの思い出があるもの。私も部下と食事に行った時にこの本に書かれている焼きそばの話をしたら、子供の頃に行った縁日の話につながって場が盛り上がりました。一緒に楽しく食事をすることは、相手を知る有効な手段の一つ。この本であらかじめ知識を得ておけば、新人スタッフとも会話がはずんで話題が途切れないんじゃないかと。ただし、うんちく自慢にならないようにご注意を。
彩流社/澁川祐子
コラムニスト 石原 壮一郎
1963年三重県松阪市生まれ。埼玉大学教養学部卒。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』(扶桑社)でデビュー。『大人の女養成講座』(扶桑社)や『大人力検定』(文藝春秋)など、「大人」をテーマにした著書を数多く発表している。2012年に「伊勢うどん友の会」を立ち上げ、故郷の名物・伊勢うどんの応援をスタート。2013年、世界初の「伊勢うどん大使」(伊勢市麺類飲食業組合&三重県製麺協同組合公認)に就任した。
石原壮一郎公式サイト「大人マガジン」 http://www.otonaryoku.jp/
伝わる情報の93パ-セントは見た目から
『トップ1%のプロフェッショナルが実践する「見た目」の流儀』 ダイヤモンド社/岡野宏
著者は、田中角栄をはじめとする歴代総理なども手掛けたNHKの化粧師。身だしなみから所作まで、自分自身の見せ方を知ることができます。体臭対策や体型の欠点を強みに変える方法だけでなく、フォーマルな身だしなみについての内容も多いので、アパレルなどの販売職や不動産関係者など、「顧客に信頼されることが求められる職種」の方にもオススメです。人に伝わる内容は93パーセントが非言語の情報とも言われます。スタッフ全員での納会などで「店長、最後に一言!」を、見た目からビシッと決めましょう。
ダイヤモンド社/岡野宏
編集者 藤井 大輔
1973年富山県富山市生まれ。大阪大学経済学部卒。月刊誌の編集者を経て、1995年リクルートに入社。『ゼクシィ』『ダ・ヴィンチ』などの雑誌編集に携わる。2004年、フリーマガジン『R25』を創刊から手掛けた初代編集長就任。2013年に同社を退職し、現在は「アポケアとやま」取締役として地元・富山の総合介護福祉事業を手掛ける。著書に『「R25」のつくりかた』(日本経済新聞出版社)。
「アポケアとやま」公式サイト http://www.shinjyou-hills.jp/
まじないで好感度アップ!?
『呪い完全マニュアル』 国書刊行会/仙岳坊那沙
この本は、さまざまな願望をかなえるための「まじない」を紹介しています。直接的に好感度が上がる「まじない」はありませんが、たとえば、「商売繁盛の秘法」というのは近いのではないでしょうか。「九字(くじ)」を切り、呪符を用意し、呪文を唱えるなど本格的なまじないの手順が載っています。ほかにも交通事故を避けたり、いびきを治したり、肌を美しくするといったこともまじないで解決できるようです。でも、店長がまじないを行っているところをスタッフに見られたら辞められてしまうかもしれないので、行うなら自宅とかで(笑)
国書刊行会/仙岳坊那沙
「デイリーポータルZ」編集長 林 雄司
1971年東京都練馬区生まれ。「東京トイレマップ」「Webやぎの目」などインターネット黎明期からウェブサイトを制作、運営に携わる。1999年ニフティに入社。2002年に「デイリーポータルZ」を立ち上げ、2014年現在では月間来訪者数150万人を超えるまでに成長させ、独自のエンターテイメントを提供する。編著書は『死ぬかと思った』(アスペクト)など。
デイリーポータル Z:@nifty http://portal.nifty.com/