平均時給レポート2011年1月号

  • 市場動向

アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

全国の平均時給982円
(前月970円、前年同月983円)
■ 全国 – 平均時給 982円。前年比1円の減額
 2010年12月の全国平均時給は、982円(前月970円、前年同月983円)で、前月比12円の増額、前年同月比では1円の減額となり、2カ月連続の前年比マイナスとなった。
■ エリア別 – 東海エリアは3カ月連続で前年比マイナス 製造業の採用ニーズ減の影響
 2010年12月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,027円と最も高く、次いで関西エリア(999円)、東海エリア(964円)、九州エリア(832円)、北海道エリア(826円)となった。 対前年増加率は、関西エリア(1.1%)、九州エリア(0.2%)を除く3エリアでマイナスとなり、全体では-0.1%となった。また、東海エリアでは3カ月連続の前年比マイナスとなり、製造業の増産に歯止めがかかった影響で製造ラインスタッフや運輸系の求人ニーズが低下したことが、時給の低迷につながっていると考えられる。
■ 職種別 – 事務系、運輸職系は順調に推移 家電販売も引き続き求人は好調
 2010年12月の職種別平均時給は、専門職系が1,203円と最も高く、次いで「運輸職系」(1,046円)、「事務系」(1,029円)、「サービス系」(988円)、「技能・労務系」(941円)、「フード系」(922円)、「販売系」(907円)と続いた。対前年増加率は、「事務系」で11カ月連続、「運輸職系」で4カ月連続と増加傾向が続いている。「事務系」では、大手企業を中心に、給与水準の高い派遣の賃金と同水準で直接雇用を進める動きが本格化しており、1月以降も時給水準は堅調と予想される。「販売系」では、エコポイント制度が縮小されたものの、引き続き採用は活況。メーカー各社が相次いでスマートフォンやデジカメの新作を発売しており、家電量販店等での、専門販売スタッフ確保の動きが起きている。

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