『人事力を上げる』 オススメ本 – エグゼクティブアシスタント(重役秘書)・作家 能町光香さん

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『人事力を上げる』 オススメ本 - エグゼクティブアシスタント(重役秘書)・作家 能町光香さん

昨年大好評だった「夏の課題図書」企画。今年は、気配り、法務・労務、仕事のスキル、コーチング、若年層雇用の5ジャンルの専門家による「オススメ本」をご紹介。「業界論」「組織論」「人事・労務管理」「仕事術」「自己啓発」といったカテゴリー別に教えていただきました。

能町光香

エグゼクティブアシスタント(重役秘書)、作家

エグゼクティブアシスタント(重役秘書)、作家。青山学院大学卒。商社勤務、The University of Queensland(オーストラリア)大学院留学を経て、2000年より外国人エグゼクティブ秘書として、外資系の証券会社・製薬会社・老舗宝飾ブランドなどで約10年間活躍。現在は「気がきく」をテーマにした職場活性化、コミュニケーションの講演やセミナーを実施。著書に「誰からも『気がきく』と言われる45の習慣」「この人と一緒に働きたいと思わせる仕事術」など多数。
能町光香公式サイト http://www.mitsuka-noumachi.com/

▼ 【気配り】のプロ 能町光香さんのオススメ6冊 ▼

【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則

【業界論】【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則

ダイヤモンド社/P.F ドラッカー著 上田惇生訳/¥2,100
秘書時代、年に一度の「秘書の日(※)」に、上司にプレゼントしてもらいました。ドラッカーが自身のマネジメント論を、初心者向けにまとめたもの。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著)の原点としても有名です。マネジメントの果たすべき役割、使命、組織で働く上で必要な考え方、役立つ戦略などが満載。上司は秘書にもこういうことを学んでおいてほしいんだなと思いながら読んだのを覚えています。
※秘書の日…4月第4週目の水曜日

組織論再入門―戦略実現に向けた人と組織のデザイン

【組織論】『組織論再入門―戦略実現に向けた人と組織のデザイン』

ダイヤモンド社/野田稔/¥2,940
秘書の仕事に加え、上司の通訳をしていた時、広く浅くでもいいから経営や組織、マーケティングなどの知識の必要性を感じ、手にした本です。組織論をミクロとマクロの両面から網羅しており、しかも気軽に読めるので入門書としては最適です。「日本人はもともと調和の心を持っているから、変革期は力強く前向きに突き進むリーダーシップが必要だけれど、フラットの状況の時は、サーバント的なリーダーシップが有効だ」などといったことが学べ、この本を読んでから組織論の面白さがわかるようになりました。

一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男

【本人著書】<プレゼント対象本>『一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男』

サンマーク出版/能町光香/¥1,470
約10年間、様々なグローバル企業の秘書として外国人エグゼクティブ10人を補佐してきました。日本という異文化の中で多くの人をマネジメントすることは決して容易なことではないにも関わらず、必ず周囲をとりこにし、信頼されていました。そんな彼らの共通点は何かを考え、1冊にまとめました。人間関係に一番重要なのは「信頼」。でも、人とどんなふうに信頼関係を築いていけばいいのかわからない、そう感じたことのある人にぜひ読んでほしいです。タイトルに「信頼される男」とありますが、女性にも役立てていただける内容だと思います。

生き方―人間として一番大切なこと

【仕事術】『生き方―人間として一番大切なこと』

サンマーク出版/稲盛和夫著/¥1,785
京セラとKDDIを創立した稲盛氏が書いた自伝。人が生きていく上での真髄が詰まっており、私は、自分のステージが変わる時、必ずこの本を読みます。まさに人生のバイブル。例えば、「才より徳が求められる」という言葉があります。結局才能で人は動かせない、必要なのは人間としての徳なのだと。あるいは「ド真剣に生きる」ことの大切さを説いていたり。とにかく一言一言が心にずしりと響きます。タイトルどおり、人として一番大切なこと、そして、すべての仕事に意味があることも教えてくれる素晴らしい1冊です。

きっとよくなる

【自己啓発】『きっとよくなる』

サンマーク出版/本田健/¥1,680
経営コンサルティング会社、会計事務所など、複数の会社を経営する「お金の専門家」である本田健さんが、自身が思う幸せな生き方をまとめたもの。タイトルを見て、私もいつも心の中で「きっとよくなる」と信じていたいなと思い、7年ほど前に購入しました。今でも落ち込んだ時にはふと開いたりしています。本田さんの言葉はどれもすっと入ってきて、心をほんわか元気にしてくれます。

サーバントリーダーシップ

【自己啓発】『サーバントリーダーシップ』

英治出版/ロバート・K・グリーンリーフ著 金井壽宏監修 金井真弓訳/¥2,940
上司から「僕の右腕となって働いてほしい。秘書はサーバントリーダーなんだよ」と言われ、渡されました。サーバント(奉仕)こそが、リーダーシップの本質だという発想のもと、組織におけるリーダーの在り方がまとめられています。特にリーダーとしてどうあるべきか、人にどう指示していけばいいのか悩んでいる方にオススメの1冊です。私の場合は、この本のお陰で組織における秘書の役割、また上司に対して秘書としてどうあるべきか、改めて考えることができました。

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