飲食店のSNSを活用した集客 6つのポイント!

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本記事は店長Labの転載記事です。元記事飲食店のSNSを活用した集客 6つのポイント!

 飲食店での 『集客』 といえば昔からチラシなどアナログな広告がメインでしたが、 今の時代は広告でもなんでもインターネット上での発信が主流です。
 最近は飲食店がSNSを使われているシーンをネット上でも多く見るようになりました。 ただ実際にお店でSNSを使っているけど集客につながっていない、うまく運用できていないなどお悩みの方も多いのではないでしょうか。 また、SNSはふだん見るだけで発信したことなんて・・・ と始める前から敬遠している方は、ずばり「もったいない」です! 今回は飲食店で使えるSNSマーケティングを活用した集客の方法を紹介します。

SNSで集客を始めたほうがいい理由

様々な人に幅広くアプローチできる

 そもそもSNSとは?ソーシャル・ネットワーク・サービスの略称で、インターネット上でのやりとりや情報発信・取得ができるサービスです。SNSがここまで普及した理由は、スマートフォンの普及率に比例しているでしょう。スマートフォンの普及率は今や85.1%(2019年度)と国民のほとんどが所有しています。PCからのインターネット利用に加え、スマートフォンで外出先からどこでも・簡単にアクセスができるようになりました。

なぜ近年SNSで集客することが増えてきているのか、そのメリットを見ていきましょう!

SNSで集客するメリット

「今日から」始められる

 もし広告業者から広告を打ち出す場合は、まずは業者と契約をして、広告の掲載を依頼し、それが実際に反映されるまでどれくらいリードタイムがかかるでしょう。SNSだとメールアドレスさえあれば簡単にアカウントが作成でき、思い立ったらこれを読んでいる今すぐにでも始められるのです。

お金をかけずにお店の宣伝ができる

 SNSはほとんどが無料で始められます。一部、LINE公式アカウント(LINE@)は有料プランがありますが、無料プランの範囲で活用するか有料プランに切り替えるかも自分で選ぶことができます。通常お店のことを宣伝するには広告費を払ってグルメサイトで上位検索表示をしたり、近隣区域にチラシをまくなどの手段がほとんどでした。

それに比べSNSでは、ユーザーが情報を広めてくれるので費用はかかりません。またインターネット上で広告は溢れています。裏をかけば、例えばユーザーが”美味しい店”をインターネットで検索するとき、広告表示の情報のほうが信用されなくなってきているのです。

お店からいつでも発信できる

 情報発信がリアルタイムにできるのもSNSのメリットです。広告業者との契約、記事掲載の依頼、都度の連絡などは不要です!予約のキャンセルで席が空いたとき、もしくは急な営業時間の変更など臨時での情報発信をする際は非常に使いやすいといえます。ホームページを持たずとも、お店からいつでも好きなときに最新の情報を発信できるのです。

SNSで集客を成功させる6つのポイント

じゃあ、さっそくSNSマーケティングを始めてみよう!…とはいっても、何から始めたいいのか、どのように運用すればいいのか。SNSマーケティングをうまく活用するにために、いくつかのポイントを抑えましょう。

1.最初は1つのツールから使ってみる

 どのSNSが自分のお店に合っているのか?多く使われているSNSツールは、Instagram・Facebook・Twitter・LINE公式アカウントがメインですが、これらすべてを一気に始めることはおすすめしません。なぜなら、それぞれの更新頻度が中途半端になってしまい、結局どのツールでも広告できていないことに繋がります。

確かに大手チェーン店では色々なSNSツールを使っていますが、これは専門の部署があることが多いためうまく運用されているといえます。 個人店やSNSマーケティングが初めてという方は、まずは1つのツールに絞って始めてみましょう。次の目次でSNSツールの比較したものをまとめているので、自分のお店に合いそうなツールを探してみてください。

2.定期的に更新する

 直近の更新は1ヶ月以上前・・これではインターネット上に存在しているありとあらゆる他の情報に埋もれて、多数の人の目にとまる機会が少なくなります。

「まずは1日必ず3投稿はする!」夜から営業のお店なら「18時に今日のおすすめを発信する!」など頻度やルールを決めて更新しましょう。

スタッフに更新をお願いするのであれば、1人だけの負担にならないように、曜日ごとや時間ごとに割り振ってもいいかもしれません。

3.プロフィールや投稿写真は魅力的に!

 アカウントのTOP画面にくるプロフィールの写真や説明文、投稿する写真は、なんでもいいというわけではありません。あくまでSNSマーケティングは、すでに常連になっている方よりも、まだあまりお店を知らない人や訪れたことがない人に、お店のことを知ってもらう機会を増やし集客やリピート客を増やすことが本来の目的です。何のお店なのか、どこにあるのかなどひと目でわかりやすくする必要があります。

見た人が『行ってみたい!』『食べてみたい!』と思えるような、雰囲気が伝わる店内写真やスタッフの魅力が伝わる写真など、魅力のある写真を投稿する必要があります。そもそも写真は苦手・・”インスタ映え”なんて言葉からはかけ離れてるし・・と思う方は、まず他店の投稿している写真を探ってみましょう。最初は真似ることからはじめてみるのです。コツを掴んだら、自分のお店の”色”をうまく表現していきましょう。

4.お客様のコメントやつぶやきには返信を

お店からの情報発信だけでなく、こまめに取り組んでほしいことが、お客さまが書いたお店の情報には返信などリアクションをしましょう!

Instagram、Twitterなどでよく見かける「#(ハッシュタグ)」を使って、お客さんがつぶやいたときや拡散されたときなども、「先日はご来店ありがとうございました!またお待ちしております♪」に加え「他にも日によっていろんな旬な食材を仕入れています!他の料理もぜひおためし下さい^^」など一言付け加えると、お客さまにも喜んでもらえて、次回の来店動機につながるのではないでしょうか。

5.売上だけにこだわらず お店の”ファン”を増やす投稿にする

 つぶやきに返信するなどコミュニケーションの継続は、お客様の来店を促すだけではなく、普段から交流を深めることでお店のファンを増やすことにもつながります。「〇〇さんに会いたいからまた行こう!」「私のお気に入りの店、グルメな友達に紹介しよう」など、イケメンの店員さんがいれば女性の来店動機に繋がるのと同じで、お店の情報発信や料理の紹介だけでなく時には関係ないこともつぶやいてみてはいかがでしょうか。

SNSでの拡散は共感ポイントをどれだけ多くつくるか、が肝となっています。

6.各SNSのアカウントを店舗内で告知する

 ユーザーが自ら検索しようとするタイミング以外でも、お店とユーザーが常につながっている状態を継続させることがリピーター率の向上につながります。「お店のTwitterアカウント始めました。フォローお願いします!」「Facebookで〇〇と検索!」などPOPを作成したり、LINE公式アカウントとInstagramについては自分のアカウントの専用QRコード(読み取り専用コード)が作成されます。これをテーブルに置いたり、席に座ったときに見える位置に貼っておくと、来店したお客さんは「なんとなく」友だち追加やフォローをしてくれます。

「#(ハッシュタグ)をつけて投稿してくれた方は、次回生ビール1杯無料!orデザートサービス!」などキャンペーンと絡めて宣伝してもいいかもしれません。来店後も、ユーザーに情報発信が届きやすくすることが離れないファンづくりに不可欠なのです。

SNSの比較(Insta,Facebook,Twitter,LINE)

 ではSNS、と一言で言ってもさまざまなツールがあります。今多く使われている中で、それぞれの特徴やツールによってできること・できないことを比較していきましょう。

Instagram

『インスタ』の相性で知られるInstagram。こういったblogのような文章ではなく、写真共有がメインのアプリケーションです。おしゃれで印象的な写真を載せ「インスタ映え」のワードでも有名になりました。国内月間利用者数は3,300万人、メインユーザーは若年層が中心ということもあり、ユーザーシェア率は今後も増える一方ではないでしょうか。

お店探しに利用されることも多く、飲食店が始めるにはやはり画像でいかに魅力を伝えられるかが重要です。検索するときに使う「#(ハッシュタグ)」というキーワード検索にも適していて、そこからアカウントをフォローされたり、掲載した写真に「いいね」されたり集客には十分活用できると言えます。

写真でのアピールがメインになる為、掲載しているもののあまり反応が少なかったりフォロワーが増えない場合は「写真に魅力がない」と言えるでしょう。写真のクオリティを上げることがInstagram活用の成功に繋がります

Facebook

国内月間利用者数2,600万人、他のSNSより少しユーザーは少ない印象です。これは若年層がすでにFacebook離れをしていることが理由に挙げられられます。

Facebookは、実名でアカウント登録をするためその信頼性の高さからビジネスシーンでの利用が多くなってきている印象です。また個人アカウント同様にお店のページを作ることができ、一度に発信できる情報量も多いため、ホームページの代わりとして作成されるお店も多いのではないでしょうか。
主なユーザーは40代以上なので、この層を狙った集客をされる方には使えるツールといえるでしょう。

Twitter

国内月間利用者数が4,500万。Facebookに比べ匿名でのアカウント登録がほとんどで、気軽につぶやきやすく話題になると拡散されやすいのがTwitterのメリットです。1投稿140文字と短い文章で投稿するため文章の編集など手間も少なく、お店のリアルタイムな状況の発信に向いているといえます。

ただその手軽さから悪い情報も広がりやすく、何年も前に書いた古い記事だったとしても炎上するとたちまち拡散されるので気をつけましょう。SNSの中では炎上の危険性も高いため事業として使う際は注意が必要です。

LINE公式アカウント(LINE@)

LINE公式アカウントとはビジネス向けのLINEアカウントです。(前形態”LINE@”は2020年2月29日に廃止され、LINE公式アカウントに統合)国内月間利用者数が8,300万人と、LINEは今や日本でスマホを持って入れば必ずしも利用しているといえる圧倒的な普及数となっています。

LINE公式アカウントのメリットは、他のSNSではユーザーが自らSNSを開き見に行かないと情報を得られないことに比べ、LINEはもともとコミュニケーションアプリとして確立しているため、店側が発信したいタイミングでユーザーに情報を届けられます。一つ、デメリットとしてはお友達追加をしないと情報の発信はできないですが、逆に言うとお友達追加さえすればいつでも好きなときにお知らせできるので、ユーザー側がSNS離れをして見に行く時間が減ったとしても、繋がり続けることができるのです。

LINEの機能として、トーク画面をひらいたときに常に表示させられるメニュー項目があり、例えば飲食店であればそこに『テイクアウト』や、季節ごとで始めたメニューの打ち出しが出来、お店のシーンに合わせた運用が可能となっています。

SNSで集客を行うときの注意点

SNSをうまく活用する一方で、注意しないといけないのがこの「炎上」。SNSでの「炎上」は、コメント欄にて批判・非難が殺到し、さらにはその情報がインターネット上でたちまち拡散されることがよく起きています。

炎上リスク

 まずSNSでの発信は手軽で、お店のアカウントを共有していれば誰でも発信できることが利点ですが、一度発信した情報は機能として削除することができても、投稿がコピーされていればそれを元に拡散されててしまいます。一度拡散された情報をインターネット上からすべて削除することは不可能といえます。

以前飲食店で炎上したケースでは、お客様への不満をSNSで発信したことから炎上に繋がり、たちまちお店の所在地や店名などの情報がお店の外観写真とともに晒され、最終的には閉店したケースもあります。

また最近、飲食店で多く見られるのは「バイトテロ」といった、従業員の個人アカウントの投稿から起きる炎上もあります。勤務先でのいたずらが画像や不衛生と思われる写真が投稿され炎上し、閉店する店舗も過去にありました。店舗側での発信ではなくとも、結果的にお客さまが不信感を持つことが炎上につながるリスクといえます。

炎上リスクへの対策

では炎上へのリスク対策はそのようにすればいいでしょうか。

まずは上記で挙げたような人・組織に対しての誹謗中傷は絶対にすべきではありません。そう受け取られるような発言や言い回しには気をつけるべきです。個人的な不満や感情での発信は、お店の信用低下にもつながります。『ビジネス』として運用していることを念頭に置いておくことが大事です。

店内の写真や来店されたお客様の写真の投稿などは、プライバシーに関わる為本人の許可なく投稿するのもNGです。お客さまの行動を勝手にネットに公表しているということを忘れないようにしましょう。

料理の写真やサービスは相違がないように、誇張せずに実際の写真やサービスを掲載しましょう。一度来ていただいたとしてもリピートはおろか、不満を書かれた内容で拡散されると炎上の元です。

従業員には、アルバイトだとしても働き始めのタイミングや定期的に研修をして普段からSNSのリスクを必ず伝えるようにしましょう。アルバイトでも勤務している間はお店の「顔」です。お店側がしっかりと指導し防ぐことが大事です。

まとめ:飲食店のSNSを活用した集客方法

 ここまで挙げたSNSでの集客方法はいかがだったでしょうか。飲食店に限らずSNSでの情報発信は、すぐに集客に反映するとは限りません。定期的に、そして継続的に発信し続けることで結果につながります。今後もSNSで情報共有の需要は廃れることはなく増える一方だと思います。

これを機にまずは1つのツールからはじめ、あなたのお店が1人でも多くの方に知ってもらえるように、自分の店にしかないオリジナルな情報を発信してみてはいかがでしょうか。

 

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