平均時給レポート2018年5月号

アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

＜定義変更について＞
2016年5月データより市況感に合わせたサンプル数に変更。過去のデータについても2013年1月まで遡って再集計を行っております

【 全体 】 ～　平均時給 1,037円。前年同月比 39カ月連続で平均時給上昇

2018年4月の全国平均時給は1,037円（前月1,027円、前年同月997円）となりました。前月比+10円、前年同月比＋40円となり、前年同月比は39カ月連続で増加しました。求人数※1は前月比104.6％、前年同月比126.3%となり、前月比、前年同月比ともに増加しました。※1：「an」サイトの求人掲載数

【 エリア別 】 ～　自動車業界の好調に伴い、「東海エリア」の平均時給が前年同月比+70円に

エリア別平均時給は「関東エリア」が1,098円で最も高く、次いで「東海エリア」が1,036円、「関西エリア」が1,006円、「九州エリア」が932円、「北海道エリア」が899円という順になりました。特に、「東海エリア」の平均時給は前年同月比+70円（前年同月996円）となり、7.2%の増加となりました。自動車業界の好調に伴い、自動車部品の生産ラインが増設され、「技能・労務系」の職種に分類される、製造工の需要が高まったことが要因と考えられます。また、全国的に「運輸職系」に分類される配送スタッフの前倒し採用が活発になっていることも、時給の増加に影響しました。※「運輸職系」についての詳細は【解説】をご覧ください

 

【 職種別 】 ～　新年度向けレギュラーバイトの需要は落ち着き、「運輸職系」のニーズが高まる

職種別平均時給は「専門職系」（1,270円）が最も高く、次いで「運輸職系」（1,238円）、「サービス系」（1,041円）、「技能・労務系」（1,008円）、「事務系」（978円）、「フード系」（977円）、「販売系」（970円）と続きました。1月から継続していた、新年度に向けたレギュラーバイトの需要は落ち着き、全国的に「運輸職系」の需要が高まりました。

【 解説 】 ～　「運輸職系」は前年同月比+160円。お中元シーズンに向け「配送スタッフ」「電子部品の製造工」の採用が活発に

4月は、お中元シーズンに向けた前倒し採用が活発化し、「運輸職系」に分類される配送スタッフや、「技能・労務系」に分類される仕分け・梱包などの職種で求人数が増加しました。特に、「運輸職系」は、新年度に伴う引っ越し需要の影響により、3月から求人数が増加し続け、各社の採用熱が高まっており、4月の平均時給は1,238円（前月1,157円、前年同月1,078円）で、前年同月比+160円となりました。5月は、ボーナス商戦による、スマートフォンや家電製品の買い替えを見越し、「技能・労務系」に分類される電子部品の製造工の採用増加が見込まれます。また、相対的に時給の高い「運輸職系」の求人は引き続き継続した募集が見込まれるため、平均時給は横ばいとなる見通しです。

平均時給

専門職系　平均時給（全国）

事務系　平均時給（全国）

販売系　平均時給（全国）

フード系　平均時給（全国）

サービス系平均時給　（全国）

運輸職系　平均時給（全国）

技能・労務系　平均時給（全国）

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