平均時給レポート2016年11月号

アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

【全体】～ 平均時給 1,003円。前年同月比 20カ月連続で時給上昇

2016年10月の全国平均時給は1,003円（前月1,003円、前年同月990円）となりました。前月比で横ばい、前年同月比で13円増加となり、前年同月比21カ月連続で上昇しました。求人数*は前月比+7.7％、前年同月比+45.7%と、前月比・前年同月比ともに増加しており、依然として採用難が継続している状況です。 ※「an」サイトの求人掲載数。

【エリア別】～ 「関西エリア」「北海道エリア」「九州エリア」は前年同月比 連続上昇

エリア別平均時給は「関東エリア」が1,062円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,006円、「東海エリア」が969円、「九州エリア」が890円、「北海道エリア」が884円、という順になりました。中でも「関西エリア」は前年同月比19カ月連続増、「北海道エリア」は前年同月比21カ月連続増、「九州エリア」は前年同月比39カ月連続増と、時給の上昇が継続しています。

【職種別】 ～ 「販売系」「技能・労務系」をはじめ、ほぼ全職種で時給が上昇

職種別平均時給は「専門職系」が1,141円でもっとも高く、次いで「運輸職系」（1,112円）、「事務系」（1,047円）、「営業系」（1,044円）、「サービス系」（1,033円）、「技能・労務系」（988円）、「フード系」（964円）、「販売系」（928円）と続きました。10月に実施された最低賃金の引き上げの影響もあり、「販売系」「技能・労務系」をはじめ、ほぼ全職種で時給が上昇しています。

【解説】～ 最低賃金上昇の影響もあり2カ月連続で1,000円越え。採用難は依然として継続

10月の全体時給は、前年同月比で13円の増加となりました。求人数は前年同月比+45.7%と大幅に増加しており、採用難が続いています。10月に実施された最低賃金の引き上げ、および年末商戦に向けた人材獲得競争の本格化を受けて求人数は増加、時給は前月比で横ばいではあるものの、2カ月連続で1,000円を超えています。特に、「コンビニスタッフ」などの「販売系」職種、「仕分け・梱包・商品管理」などの「技能・労務系」職種の時給の上昇が目立ちました。11月は、年末に向けた採用活動が落ち着く可能性が考えられるため、時給は横ばいとなる見込みです。

平均時給

専門職系　平均時給（全国）

事務系　平均時給（全国）

販売系　平均時給（全国）

営業系　平均時給（全国）

フード系　平均時給（全国）

サービス系平均時給　（全国）

運輸職系　平均時給（全国）

技能・労務系　平均時給（全国）

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