平均時給レポート2016年2月号

  • 市場動向

アルバイトの全国平均時給から地方・業界別平均時給まで。アルバイト採用の参考になる情報をお届けします。

概況

全国の平均時給980円
(前月984円、前年同月993円)
【全体】~ 平均時給 980円。求人数は前年比+24.8%
2016年1月の全国平均時給は980円(前月984円、前年同月993円)となり、前月比で4円減少、前年同月比で13円減少となった。求人数(※)は前月比+7.8%、前年同月比+24.8%と、採用難による増加が続いている。
【エリア別】~ 北海道エリア、九州エリアの前年比が9カ月増加中 関西エリア2カ月連続1,000円超え
エリア別平均時給は、関東エリアが1,034円と最も高く、次いで関西エリア(1,005円)、東海エリア(964円)、北海道エリア(854円)、九州エリア(853円)という順になった。前年比では、北海道エリア+13円(+1.5%)と九州エリア+1円(+0.1%)が好調。北海道と九州は9カ月増加し続けている。関西エリアの平均時給は先月7カ月ぶりに1,000円を上回り、今月も前月比+5円で増加している。
【職種別】~「運輸職系」「技能・労務系」が季節要因で前月比、前年同月比ともに増加
職種別平均時給は、「営業系」が1,185円でもっとも高く、次いで「専門職系」(1,115円)、「運輸職系」(1,087円)、「事務系」(1,010円)、「サービス系」(1,000円)、「技能・労務系」(980円)、「フード系」(926円)、「販売系」(906円)と続いた。引っ越しスタッフを含む「運輸職系」と、仕分け・梱包・軽作業スタッフを含む「技能・労務系」が、引っ越しや配送需要の増加で前月比・前年比ともに好調。「販売系」の中では、「コンビニスタッフ」が43カ月連続、インバウンド需要で募集の多い「レジ/包装」が14カ月で前年比増加し続けている。
【解説】~ 春の入替えに向けてレギュラーバイト募集が本格化
「運輸」「軽作業」は需要増で時給も増加
1月の全体時給は減少トレンドとなった。3,4月のスタッフ入れ替えシーズンに向けたレギュラーバイト募集が増加し、高時給の短期案件が落ち着いたことが要因に挙げられる。そんな中でも、「運輸職系」「技能・労務系」は、引っ越し需要やバレンタイン・春節などの配送需要増加で、12月に引き続き増加している。この傾向は春まで続くだろう。また、「販売系」では携帯ショップ/家電販売の減少が影響したが、名古屋や福岡で規模の大きい商業施設が立て続けにオープンすることもあり、2月以降はオープニングスタッフなど高待遇募集案件の増加で、時給は上がる見込みだ。

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