コンビニエンスストアで「働きたい」と思っている人たちが惹かれる4つのポイント
- 業界別求職者動向
過去4回の「レストラン」「居酒屋」「カフェ」「ファストフード」に続き、今回のアルバイトレポートは「コンビニエンスストア」業界に注目。その業界のイメージと、働きたいと思っている人たちの考え方を調査しました。
ぜひ、日頃の店舗運営や求人募集のヒントになれば幸いです。
目次
コンビニエンスストアのアルバイトに対するイメージは?
まず、最初に現在何らかのアルバイトをしている「高校生/大学生/フリーター/主婦/シニア」の計1000人調査の結果から(調査概要は本文下部参照)。
TOP3は上記の通り。給与が低い、というイメージが多いですが、これだけ多くの店舗数があるコンビニエンスストア。どんな働きたい理由を求職者は持っているのでしょうか?
コンビニエンスストアで「働きたい」と思っている人たちの4つのポイント
アンケートの傾向から、「働きたい」と思っている方のコメントを紐解いていくと、以下の4つの惹かれるポイントが見て取れましたので、具体的なフリーコメントと共にご紹介します。
①「未経験可/ハードルの低さ」に惹かれる人
・気軽に応募してその日から働けるイメージで、色々とハードルが低い印象があります(フリーター/女性/30歳)
・給料は安いけど、覚えることが少なそうだから無理なくやれそう。続きそう。(高校生/女性/18歳)
・年齢関係なくできそう。仕事内容が簡単。小奇麗(シニア/女性/62歳)
身近で未経験でもできる簡単なアルバイトとしての認知は高いです。
②「シフトの自由さ」に惹かれる人
- 24時間やっているので、自分の働きたい時間帯に働けそうなイメージ(大学生/女性/21歳)
- シフトに融通がきく、短い時間でもシフトに入らせてもらえる、休みも希望通りにとれる(フリーター/男性/28歳)
24時間営業のシフト制はコンビニならでは。自分のライフスタイルとセットで融通が利きそう、という意見が若年層、とくにフリーターに多いのが特徴的でした。
③「色んな業務」に惹かれる人
- 発注から店出し、レジ打ち…時に公共料金の支払い承りなど、一通り経験でき、お店のなんたるかが分かりそうな気がする(フリーター/男性/27歳)
- 様々な仕事を覚えることでマルチに対応ができる従業員になれてとても成長できる環境が整っている(大学生/男性/21歳)
商品点数の多さと時間帯による業務の違いで発生する「色んな業務」を好むタイプ。中にはたくさんの新商品を早く知れるのが良い、という意見もありました。
④「コスパの良さ」に惹かれる人
- 夜勤は来店客の数にもよるが基本的に忙しくなることはなく、比較的楽そう。(大学生/男性/22歳)
- 深夜帯で働けば、時給がいいのでかなり稼げそう。仕事も忙しい時間帯でなければヒマなので楽そう(フリーター/女性/27歳)
深夜の業務では、比較的楽で時給がいいと思っている方が多いようです。深夜に絞った募集をする際には、ちょっと工夫した表現をチャレンジするチャンスかも知れません。
まとめ
今回は①「未経験可/ハードルの低さ」、②「シフトの自由さ」、③「色んな業務」、④「コスパの良さ」という4つの惹かれるポイントが出てきました。日常よく目にする、利用するコンビニエンスストアなだけに求職者の感じる魅力も複数あり、他にも「立地」「店舗の清潔さ」「オーナーとのコミュニケーション」など様々な意見がありました。
比較的画一性の高いコンビニエンスストアですが、その一方で求職者毎に惹かれるポイントは異なるため、その求職者の志向性に合わせ、欲しい時間帯や曜日の広告表現を工夫することによって、より一層のマッチングが図れるのかも知れません。本レポートがより一層の採用成功に繋がれば幸いです。
調査概要
【調査地域】全国(インターネットリサーチ)
【調査対象】現在アルバイトをしている
【サンプル数】1,044サンプル(うち、高校生44サンプル、大学生250サンプル、フリーター250サンプル、主婦・主夫250サンプル、シニア250サンプル)
【調査期間】2017年4月14日~4月19日
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