気づいていますか?採用辞退につながる3つのタイミングとNG対応&OK対応
- 採用課題
長期で働いてくれる優良な人材を確保するための第一歩である面接。でも、採用を決定しても、その人が採用を辞退したら面接が成功したとはいえませんね。実は面接を成功に導くために必要なのは「面接時の対応」だけではありません。
意外と気づいていなかった3つのタイミングと、そのときの間違った対応が、後の「採用辞退」につながっていた可能性があるんです。それぞれのタイミングでやりがちなNG対応とぜひやってほしいOK対応を、ご紹介します。
目次
求職者からきた応募の電話!NG対応とOK対応
応募者とのファーストコンタクトは、応募時にかかってくる電話です。実はこの電話の時点から、応募者にとっては「本当にこのお店で働きたいかどうか」のチェックが始まっています。「え~こっちにしたら、いつもの電話と同じだよ」と思われるかもしれませんが、応募者のほうは緊張していたり、ドキドキしていたりするもの。「印象よく対応すること」を心がけましょう。
採用辞退につながるNG対応
・覇気のない声で応対する
・忙しそうに応対する
・お客さんと応募者で態度がコロッと変わる
採用につながるOK対応
・第一声は特に明るい声で
・忙しくても丁寧に対応する
・お客さんじゃないと分かっても、態度は変えない
お客さんからかかってくる電話と応募者からかかってくる電話が同じ番号のこともあると思います。最初は「お客さんだ」と思って丁寧に対応し、相手が応募者だとわかると急に態度が変わる…というのでは、相手に「この店はスタッフを大切に扱ってくれないのでは?」と不信感を与えかねませんよ。
面接日の設定!NG対応とOK対応
面接日の設定は、どうしていますか? 一方的にこちらから提案するだけでなく、相手の希望を聞いてあげることは大切で、これは基本です。でももうひとつ気をつけたいのが、スピード感を持って対応することです。
実は、アルバイトレポートの調査によると、「3人に1人は、応募してから1週間以内の就業開始を希望している」とのことなんです。その点を考慮して、NG対応とOK対応について考えてみましょう。
採用辞退につながるNG対応
・相手の希望を聞きつつも、一番遅い日程で決めてしまう
・自分の都合を優先して面接日を先延ばしする
採用につながるOK対応
・相手の希望を優先しつつ、一番早い日程で決める
・万が一遅い日しかない場合、「本当は早く面接したいけれど、この日でお願いできるかな?」と誠意をみせる
たとえ相手が就業開始をそんなに早く希望していなかったとしても、「面接はいつでもいいや」と先延ばしするような態度をとると、「このお店は、自分を必要としていないんじゃないか?」と思わせることにつながります。「1日も早く面接して、お店で働いてほしい」そんな気持ちや態度を、相手に見せられるといいですね。
面接合否の決定!NG対応とOK対応
面接日の設定と同じ理由で、面接後はなるべく早く採用通知を行うことが大切です。「3人に1人は、応募してから1週間以内の就業開始を希望している」ということを念頭に、採用通知までスピーディーに行いましょう。
ゆっくり考えているうちに、複数応募していた別のお店に決められてしまうことも、よくあります。あまり悩みすぎず、教育は採用してからでもできるという意識で、早めに合否を決定しましょう。
採用辞退につながるNG対応
・合否の決定をダラダラと先延ばしにする
・連絡するのを忘れる
採用につながるOK対応
・合否の決定はスピーディーに、その場でOKもあり
・遅くとも翌日までには返事するのがベスト
また、この合否の連絡をする際に注意したいのが、「合格です。よろしくお願いします」と簡単な業務連絡で終わらせることです。「え?何が悪いの?」と思われたかもしれませんが、よりベストな対応としては、「君と働きたい」という気持ちを、しっかり伝えることです。自分は望まれてここで働くんだということが相手に伝われば、採用辞退の回避率も高くなるでしょう。
まとめ
面接が成功するか否かは「面接時にあり」と思っていた人も多いかもしれません。もちろんそれもありますが、案外その前後の対応が大事な場合もあります。タイミングは3つですが、意識したいのは次の2つ。
・スピーディーに対応すること
・電話対応をより丁寧にすること
スピーディーな対応で「応募してからすぐに働きたい」というニーズに応えることができ、声だけの対応になる電話を丁寧にすることで「相手によい印象を与える」ことができます。小さなことですが、採用辞退を防ぐためには大切なことと考え、意識してみてはいかがでしょうか。
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[出典記載例] 出典:求人情報サービス アルバイトレポートより(該当記事URL)