面接官は質問力より見極め力?「10のチェックリスト」を活用しませんか
- 採用面接課題
面接官にとって質問力を磨くことは大切ですが、その質問から相手を見極める力も必要ですね。相手を見極める際には、回答の内容だけでなく、相手の表情や態度、回答の仕方などをチェックすることが大切です。面接官がたくさんいれば、そうした細かい点も分担して確認することができますが、アルバイトの面接は店長が一人で行うという場合も多いでしょう。
そこで今回は、「面接で最低限チェックしておきたい10の項目」をチェックリストにまとめました。チェックポイントを「よい」「普通」「よくない」でチェックしていくことで、見極めを手助けしてくれることでしょう。
目次
面接官が活用したい「チェックリスト」10項目
面接時に活用できる面接チェックリストはこちらからダウンロードできます。
ぜひご活用ください!
質問とチェックが大事!面接官が各項目をチェックする意図は?
面接官が見ておきたい事前チェックポイント
1. 履歴書はきちんと書かれているか
履歴書の項目はすべて埋められているでしょうか。たとえ字が汚くても丁寧に書いているか、書こうとしているかは読み取ることができると思います。アルバイトに真摯に向き合う姿勢があるかどうか、履歴書からも読み取ることができますよ。
2. 身だしなみはきちんとしているか
アルバイトとはいえ社会人としての最低限のマナーは必要ですね。清潔な見出しなみをしているかどうかは、チェックしておきましょう。特にお店、飲食店の場合は、お客様の視点から見た「気持ちのよい身だしなみ」ができているかどうかは、チェックしておきたいところです。
3. 時間は守れているか
こちらも社会人としての最低限のマナーです。時間に遅れてくるのはもちろん、早すぎる到着もNGですよね。もし遅刻してきた場合は、「遅れてきたことに対するお詫び」ができているか、「理解できる理由か」なども、チェックしておくとよいでしょう。
面接官は質問しながら見極めよう!面接当日のチェックポイント
4. 最低限のあいさつができているか
「失礼します」「よろしくお願いします」「ありがとうございました」など、最低限のあいさつはできているでしょうか?緊張してできないのと、最初から挨拶する意識がないというのは大違いですよね。
5. 目を見て話しているか
性格的に人の目を見て話しをするのが苦手…という人もいるでしょう。ただ、小売店や飲食店でのアルバイトを希望しているなら、目を見て話すという点はクリアしておいてもらいたいところです。
6. 相手に聞き取れる声で話しているか
もともと声が小さい人はいます。緊張して声が震える人もいるかもしれません。でも、相手に聞き取れない声はお客様に対しても失礼なので、チェックしておくとよいでしょう。
7. 少しでも笑顔を見せているか、またそう努力しているか
緊張していて笑顔が作れないのと、面接自体に意欲がなくて笑顔を作らないのとでは違いますよね。明らかに後者の場合は、注意が必要です。
8. 面接官の質問を最後まで聞いているか
人の話を最後まで聞けるかどうかは、大事な能力です。人の話をさえぎって話すタイプの人もいますが、相手を思いやる気持ちがあるかどうかを計ることにもつながるでしょう。
9. 面接官の質問に対して適切に回答できているか
人の話をきちんと聞いて、それに誠実に答えようとしているかどうかも、その人となりを見るポイントになります。特に接客業では必要な力ではないでしょうか。
10. 適切な言葉遣いができているか
きちんとした敬語を使うというのはハードルが高いですが、丁寧な言葉遣いで話せているかはチェックしておきましょう。お客様に対しての接し方にも関わってくるかもしれません。
面接終了後は、応募者の印象や気がついたことなどをメモしておきましょう。特に1日に何人も面接する日などは、このチェックリストが後から役立ちます。
まとめ
10項目のチェックポイントは最低限の当たり前のことばかりですが、お店で働く上ではできてほしいことです。もちろん緊張のために笑顔を作れなかっただけ…ということもあるかもしれません。必ずしも10項目すべてをクリアした人しか採用しないということではなく、基準として考えてみるとよいでしょう。また項目については、お店ごとにアレンジされてもよいと思います。
面接官は質問をし、その回答内容を聞き、その人の態度や様子を見る…と、面接の間に多くのことをしなくてはいけません。メモ用紙に書いておくだけでは、後から見てよくわからないこともあると思います。面接官を助けるアイテムとして、「チェックリスト」を活用してはいかがでしょうか。