販売職の人手不足解消!調査で分かった応募数を増やす求人原稿の書き方
- 求人広告ノウハウ
アパレルなど販売職のアルバイト不足に頭を抱えていませんか?今回は人手不足解消において最も意識するべき、魅力的な求人原稿の書き方を解説。実際に販売職として働くアルバイトへの調査から分析した対応策をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アルバイトを集める求人原稿を書くために重要なポイント2つ
人手不足を解消するためには、新しい人材の確保が大切です。中でもアルバイト採用においては、魅力的な求人広告が重大な役割を担います。求人原稿を作成する前に、以下の2点を整理しておきましょう。
・求めるアルバイトの条件を具体化 ・アルバイトの実態や傾向をつかむ |
まず、採用したいアルバイトの条件を整理し、言語化しておく必要があります。そして、忘れてはならないのが、アルバイトの市場調査です。応募者の層や特徴を理解した上で求人広告を作れば、より効果的に人材を集めることが可能です。
応募数を上げるには!アパレル販売アルバイトの実態をチェック
直近でアパレル販売のアルバイトをしていた全国の15~34歳の男女にアンケート調査を行いました。調査結果から、アパレル販売職の就業者状況を解説します。人手不足を解消するためにも、アルバイトの実態に目を向けてみましょう。
アパレル販売職のアルバイト内訳
図1
アパレル販売職は、なんとその9割以上を女性が占めています。属性はアルバイトをメインとするフリーターが多く、他の業種や職種に比べ10代の学生の就業率が低いという特徴が表れています。アパレル販売のアルバイトは、勤務日数が比較的多く短時間勤務の募集が少ないことから、学生の採用が難しいことが理由に挙げられます。
求職者がアルバイト探しで重要視する要素
図2
アパレル販売の職を探している応募者は、最も仕事内容への興味を重視します。また、店舗内の人間関係を気にするという意見も見られました。一方、全ての業種・職種に比べ、勤務地の通いやすさや給与の高さなどの勤務条件をあまり加味しない傾向があります。
気軽な勤務ができるかというよりも、自分の興味が訴求されているかで勤務先を選んでいることが結果から予測できます。
求職者が希望する条件
図3
全国的に時給900円以上を望む声が高く、他の業種に比べ給与を重要視していないことがわかります。さらに、他の業種ではあまり見られない、1日8時間・週5日の勤務希望者が多いことも大きな特徴です。
アパレル販売のアルバイトは、時給の高さよりも勤務時間を優先していることから、働くことへの意識の高さがうかがえます。
販売職アルバイトの応募者の特徴&傾向
先ほどご紹介した結果と調査対象者の意見から、以下のような応募者の特徴が浮かび上がります。
・販売対象に強い関心がある ・給与よりも仕事のやりがいを重んじる ・可能な限りたくさん働きたい ・自身の成長を強く望んでいる |
アパレルなどの販売員は、仕事のやりがいを重視し、給与などの労働条件は最重要項目ではありません。また、働くことに対して積極的で、将来のキャリアアップや自身の成長にも貪欲であることが予想されます。
販売職のアルバイトを集める秘策3つ
アンケート調査を元に、販売職のアルバイトに対して有効な人材確保策をご紹介します。
・学生でも勤務しやすいシフト作成 ・営業中のコミュニケーションを増やす ・段階的な教育体制の確立 |
学生でも勤務しやすいシフト作成
アパレル販売のアルバイトにおいて、学生の採用度はあまり高くありません。しかし、人手不足を解消するためには、より多くの属性からの応募を集める必要があります。短時間シフトや土日のみのシフトなど、学生でも働きやすい勤務枠を導入してみましょう。
営業中のコミュニケーションを増やす
アルバイトの応募者には、職場の雰囲気を吟味する傾向が見られるため、コミュニケーションをとりやすい環境を作ることが採用強化につながります。応募者が店舗を利用したり事前に下見に訪れたりすることも考慮しましょう。コミュニケーションが活発な店舗であれば、求職者からの好感度アップが狙えるはずです。
段階的な教育体制の確立
アパレル販売職の希望者は、仕事へのやりがいを追求する特徴があるとご紹介しました。働くことへの強い意思に訴えるため、未経験からの教育はもちろん、レベルに合わせて充実した教育体制を整えましょう。スキルアップの道筋がとらえやすいことで、仕事のやりがいを求める求職者を集めやすいでしょう。
また、現在働いている従業員のモチベーションも引き上げられ、職場内の雰囲気もより良いものになるはずです。
販売職の魅力が伝わる、求人原稿の書き方3ステップ
応募者の特徴をとらえた、アパレルの販売アルバイトの魅力的な求人原稿の書き方をお届けします。
1 店舗の雰囲気や従業員の内訳を記載
店舗で働く人の雰囲気が気になる応募者の不安や疑問を解消するため、求人原稿に職場内の業務中の雰囲気を記載しておきましょう。どんな年代の従業員がどのように働いているのか、写真などを使用しながら詳細に記すことを意識してください。応募前でも、実際に働いている自分をイメージしやすく、応募の大きな動機となるでしょう。
2 従業員のコメントを使用
仕事内容や職場の雰囲気をストレートに伝えるには、現場のスタッフの意見が一番の参考になるでしょう。働いている従業員が、店舗や自身のスキルなどに言及すれば、より信頼度の高い求人広告が仕上がります。応募者にとって利益になる情報を載せることが重要なポイントです。
3 具体的に得られるスキルや経験を明記
仕事内容への興味が一際強い販売アルバイトの応募者は、実際の業務と身につくスキルを特に気にかけています。店内での接客やレジ打ちの他、発注や検品など実際に行う業務を細かに明記しましょう。業務によって得られるスキルや経験も十分に説明し、求職者のニーズに合った情報を公開することを心がけてください。
アルバイト募集者を増やすためには、求職者の動向をチェック
店舗の人員確保のために、まずはアルバイトの実態や特徴をしっかり調べておくことが大切です。該当する応募者のことを知ることではじめて魅力的な求人原稿が完成します。
特に、アパレルをはじめとする販売職は、他の職に比べて特徴が顕著であるため、ターゲットを絞った求人原稿の効果が得やすいでしょう。本記事を参考に、人手不足解消策を講じてみてください。
◆図1、図2、図3調査概要 【調査実施】 2012年4月 【調査対象者】 全国の15~34歳の男女で、直近の就業形態が「アルバイト・パート」の人。 ※うち、「アパレル販売」=直近就業していた仕事が「アパレル販売」の人。サンプル数は各グラフの中のn参照。 |
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