【注目】日本版indeed!?急成長中の求人検索サイト/求人ボックスとは?

  • 採用課題
  • 採用課題課題解決ノウハウ

はじめに

日本版indeedとも名高い急成長中の求人検索サイト「求人ボックス」を知っていますか。
2015年にサービスの提供が開始し、月間のユーザー数が700万人を超えた注目のサービスです。
今回は「求人ボックス」について聞いたことがあるが、使ったことはない方向けに特徴と活用方法についてまとめます。

この記事は下記のような企業様におすすめです。
・求人サイトや人材紹介での採用手法に限界を感じている
・無料の検索エンジンを使って、応募数を増やす方法を探している
・自社のHPと連動して、採用コストを引き下げたい

「求人ボックス」とは?indeedとの比較と掲載方法まとめ

「求人ボックス」ってどんなサイト?

求人ボックスは、「食べログ」や「価格.com」などでお馴染みのカカクコムが運営する、求人に特化した検索エンジンです。
2015年から運営をスタートし、ユーザー数は2022年現在、月間700万人を超え、急成長中のサービスです。2020年には500万人のユーザー数だったことを考えると、直近で200万人のユーザーが増えていることになります。
出典:https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/(求人ボックスHP 2022年4月22日時点)

POINT
検索エンジンとは、簡単に説明すると「Google」や「Yahoo!」のように、検索窓から知りたい言葉や情報を入力し検索するサイトを指します。

求人ボックスの主な特徴は
1.求人情報数が日本最大級
2.ユーザーに合わせた使いやすい検索機能
の2つとなっています。

1.求人情報数が日本最大級

求人ボックスでは、24時間以内の新着求人数をトップページで確認をすることができます。
2022年4月22日に求人ボックスページを開いた時点で、541,214件の新着求人数がありました。

同時点で業界最大手といわれるindeedの新着求人数は301,691件(同社調べ「indeed 新着」で検索をかけた場合)であるため、圧倒的な新着求人数であることがわかります。

2.ユーザーに合わせた使いやすい検索機能

求人ボックスを運営するカカクコムは、他にも「食べログ」や「価格.com」などのサービスを長年運営している実績があり、これまで培ったノウハウを活かし、ユーザーに合わせた使いやすい検索機能を実現しています。
「勤務地」「職種」での検索はもちろん、働き方や雇用形態で検索ができる「こだわり条件検索」や「人気の求人検索ランキング」での絞り込み機能などユーザー目線に沿った検索ができるのが特徴です。
また、検索した条件では平均年収がいくらなのかといった雇用統計や、企業情報など、ユーザーの仕事探しをサポートする機能も備わっています。

「求人ボックス」と「indeed」どちらに載せるのがいいの?

求人に関する検索サイトで代表的なのはindeedです。どちらもサイトとしては比較的似ていますが、ユーザー数はindeedが圧倒的に多いのが特徴です。また、新着求人数・総求人数共に、「indeed」よりも「求人ボックス」のほうが多く、1求人当たりの応募数が多い「indeed」だけに載せておけばよいと思いがちです。

※1 出典:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78446510U1A211C2TB2000/(2021年12月14日日経新聞記事より)
しかし、indeedもすべてのキーワードで上位に表示されるわけではないので、いろいろなユーザーの調べ方を念頭に置いて、どちらのサイトを選ぶか決める方が良いです。

例えば「渋谷 居酒屋 バイト」だったり「新宿 ホテル 社員」といった検索をかけた時に
ユーザーは「indeed」か「求人ボックス」のどちらかを決めて応募しようとするのではなく、単に上に出た方を選ぶ傾向にあります。
なので、担当者様が実際に自社に近しいキーワードで調べた時に上位表示されるサイトを選ぶのが良いでしょう。
例えば
「渋谷 コールセンター バイト」で検索をかけた場合は「indeed」が上位に表示され
「渋谷 コールセンター バイト 50代」で検索をかけた場合は「求人ボックス」が上位に表示されます。

▼渋谷 コールセンター バイト での検索結果
▼渋谷 コールセンター バイト 50代 での検索結果

正直、無料で載せる分には全部のサイトに載せておくのが一番いい!のですが、工数もかかるので悩ましいという場合には今回お伝えした選び方が参考になると思います。

「求人ボックス」に掲載する方法3つとそれぞれのメリットデメリットとは?

求人ボックスに掲載する方法は「直接投稿(無料)」「リスティング広告(有料)」「自社採用HPからのクローリング」の3つがあります。

1.直接投稿(無料)

直接投稿とは、求人ボックス内に求人情報を投稿しページを作成する方法です。
indeedの直接投稿での掲載方法に近いやり方となっており、完全無料で使えるサービスです。

出典:https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E7%84%A1%E6%96%99%E6%B1%82%E4%BA%BA%E6%8E%B2%E8%BC%89 (求人ボックスHPより抜粋)

無料登録をし、「募集要項」「仕事の内容」「求めている人材」など、指定のフォーマットに沿って記載をするだけで簡単に求人ページが作成できます。
求人情報を記入してページを作成した後は、審査を経て最短当日で求人ボックスに掲載されます。掲載中は、いつでも・何度でも掲載内容を編集することが可能です。

メリット すぐスタートできる/完全無料

デメリット 掲載するだけでは効果が薄い/他のサイトにも同じ情報を載せる工数がかかる

2.リスティング広告

求人ボックスには有料のオプションプランサービスもあります。それが、リスティング広告です。設定したキーワードの求人検索でより求職者の目の届きやすい枠に求人を表示できるのが特徴です。
自社の求人ページがクリックされた際に料金が発生するクリック課金の商品となっています。

メリット 1日だけの利用も可能/indeedよりも比較的安価でリスティング広告がかけられる
デメリット クリック課金などの費用が発生する/運用などに一定のITの知識が必要

3.自社採用HPからのクローリング

クローリングとは「ロボット型検索エンジン」がインターネット上の採用情報を巡回し、企業のHPや、求人サイトから情報を集めてまとめる機能のことです。ロボット型検索エンジンに読み込んでもらえる条件を満たしていれば、求人ボックス内に自動で掲載されます。登録や申請は必要なく、情報の更新や削除も自動で検知し反映されるので、とても便利な機能です。

メリット 手間なく、最新の求人情報を求職者に見てもらえる
デメリット クローリングされるための条件を満たす求人の作成は難しい
注目ポイント
クローリングの準備をしておくことで、「求人ボックス」だけではなく「indeed」や「Googleしごと検索」などにも掲載が可能なため、筆者が最もおすすめする掲載方法です。
実は皆さんもご存じの「タウンワーク」や「バイトル」「マイナビバイト」などの大手求人広告サイト(求人広告媒体)もこの仕組みを使って、自社のサイト以外からも応募を集めているため、応募を集めるならクローリングの対策は必須となっています。

「求人ボックス」にも「indeed」にも掲載するためのルールとは?

前章で、クローリングを行ってもらうためにはロボット型検索エンジンに読み込んでもらう必要があることをご理解いただけたと思います。
とても便利な機能ですが、クローリングされるためには、ロボット型検索エンジンに読み込んでもらえるルールを守る必要があります。「求人ボックス」「indeed」でそれぞれルールが異なりますが、一般的に最もルールが厳しいといわれているのが「indeed」です。
そのため、「indeed」に掲載されるためのルールが守れていれば、「求人ボックス」をはじめとした求人検索サイトへの掲載も問題ないと言えます。では、どのようなことを準備すればいいのでしょうか。

「indeed」に掲載されるために必ず守らなければいけないルールとは?

indeedの掲載ロジックは1000以上あるといわれており、ロジックは日々更新されています。今回は弊社が独自に調査した掲載のための文言ルールの一部を公開します。

職種名に無駄な装飾表現や職種に関係しない表現を入れないこと

装飾表現とは「★」「♪」「!」「☆」「♫」を指しており、indeedの掲載ルールでは推奨されていないため、使用を控えた方がいい記号です。(()_-・/はOK)
またついつい【急募】ホールスタッフ未経験歓迎!キッチンスタッフ軽作業スタッフ(新宿区)などと書いてしまいがちですが、表現としてはNGとなります。
そのため、職種の書き方は「何の仕事か」が分かるシンプルな求人名にするとよいといわれています。

<このような表現がおすすめです>
眼科院での医療事務スタッフ
大手銀行での金融事務
雑貨屋での接客販売
カーディーラーでの受付事務
建設設計事務所でのCADオペレーター

性別や国籍などでの差別表現はNG!意外に引っかかりやすい表現とは…!?

性別や国籍など、その方の置かれている状況によって差別されるような表現を控えましょう。
例えば主婦は女性に限定される表現となってしまうため主婦(夫)が正しい表現です。また、外国籍の方不可などの表現も禁止となりますので注意しましょう。意外に引っかかりやすいのは下記のような表現です。

出典:https://www.zenkyukyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/03/%E5%8B%9F%E9%9B%86%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98%EF%BC%882022%E5%B9%B42%E6%9C%88%E7%99%BA%E8%A1%8C%E7%89%88%EF%BC%89%EF%BC%88PDF%EF%BC%89.pdf (全国求人情報協会HP 募集採用の基礎知識(2022年2月発行版)(PDF)より)

Indeedが公式に発表している「求人掲載に関するガイドライン」はこちらをご覧ください。
参考:https://indeed.force.com/employerSupport1/s/article/115005915763?language=ja求人ボックスが公式に発表している「求人の記入例」はこちらをご覧ください。
https://saiyo.kyujinbox.com/sample

 

まとめ~手軽に「求人ボックス」や「indeed」などの求人検索サイトに載せる方法とは~

「求人ボックスやindeedに全部載せた方がいいけど手間がかかる…」「毎回ルールを確認し更新していくのは難しい」そういったお悩みを抱えている方は採用管理システム(ATS)を使うのがおすすめです!

採用管理システム(ATS)を使うメリットとは

・クローリングするためのルールを守った求人の作成が可能
・さまざまなサイトに提携しており、「indeed」や「求人ボックス」をはじめとした、複数サイトへの転載が可能
・選ぶ採用管理システム(ATS)によっては、indeedに掲載するためのルールが漏れていた際のアラート機能などもあり

おすすめの採用管理システム(ATS)HITO-Manager(ヒトマネ)とは

HITO-Manager(ヒトマネ)とはアルバイト・パート採用の【母集団形成】に強い採用管理システム(ATS)です。
・自社採用HPの作成や「求人ボックス」「indeed」をはじめとした世界最大級の求人まとめサイトとの連携
・「indeed」で掲載が落ちていた際に企業担当者に連携・改善提案を行う充実したサポート体制
・「indeed」から直接エントリーが可能な【indeedエントリー】
など、無料の検索エンジンや自社のHPを活用して応募数を増やすことができる採用管理システム(ATS)です。
他社からの乗り換えも多数。気になる方は是非お問い合わせください。

■もっと簡単にHITO-Manager(ヒトマネ)のことを知りたい方は、こちらのマンガをチェック!

採用のお悩み一発解決!マンガでわかるHITO-Manager(ヒトマネ)

■サービス紹介
アルバイト採用管理・支援システム「HITO-Manager(ヒトマネ)」
応募集客に圧倒的に強い!採用管理システムです。
「HITO-Manager(ヒトマネ)」は自社採用HPの作成や世界最大級の求人まとめサイトとの連携、応募数・採用数の向上と採用コストの削減・最適化を支援する他、採用の求人広告の出稿管理から様々な経路から来た応募者の一元管理まで、アルバイト・パートの採用における業務を一貫して行える、採用管理システム(ATS)です。専門デザイナーが制作するリッチな採用ページ、業界トップのSEO対策、「超」強力なIndeed連携、見やすさ抜群の求人原稿、素早く充実したサポート、カンタン操作の豊富な分析レポートのラインナップ。
アルバイト・パート採用管理システムの決定版「HITO-Manager(ヒトマネ)」。他社からHITO-Manager(ヒトマネ)への乗り換え多数。選ばれ続けるその理由を実感してください。

筆者:赤木 彩香
2012年にアルバイト・パート業界で最古参の「an」の地域の媒体営業にてハイパフォーマー
主に六本木や大田区を担当。その後、育休を経て営業メンバーの育成担当、営業企画に従事。
2022年10月より現職。

監修:パーソルプロセス&テクノロジー株式会社SEEDSCOMPANYアルバイトレポート 編集長  山岸 宏
2007年にアルバイト・パート業界で最古参の「an」の媒体営業・商品企画・営業企画を歴任。
2019年―2020年にかけて自分休暇と育児休暇をかねて1年半会社を休み、2021年10月より現職。

おすすめの記事